2024年11月13日
2024年11月9日
2024年10月27日
2024年10月26日
がんは早期発見・早期治療、さらに予防が重要です。
そのためには、「がん検診の充実」と「検診の受診」が必須です。しかし現状は、いずれも満足できる状況ではありません。
したがって、がんとがん検診に対する啓発・啓蒙活動を行い、がん検診の受診率の向上を目指す必要があります。受診率の向上のためには、より簡便かつ有効性の高い方策を、医学・医療の進歩に合わせて実施していかなければなりません。
がんは早く見つけて適切に対処すれば、90%以上の場合で死ぬことはない病気です。
現在、日本で行われているがん検診のうち、市区町村が実施している「対策型がん検診」には、その広報、受診できる機会、方法、住民の費用負担など、住む地域により大きな差があります。総じて都会より地方が貧弱です。
結果として、例えば私どもの法人が位置する秩父市の受診率は低迷しています。そのため、都市部と比較して進行がんや末期がんに至り、がんで亡くなる方が多くなっても不思議ではありません。
地域による格差をできるだけ解消すること、そしてその成果が地域から全国に広がり、国民のがんに対する意識が向上し、「がんによる死」が少しでも減少していくことを目指すことが、この法人設立の趣旨です。NPO法人Cancer.Stage 0の設立代表者 花輪峰夫は52年間の外科医人生を通じ、多くのがん患者を診療する中で、StageⅢ・Ⅳと診断される患者を多く経験して来た。中には、初診時にすでに、いわゆる「手遅れ」の病態の方も多数おり、緩和治療のみに終わり、亡くなった方々も数多い。従って、常に、がんの早期発見・早期治療とがん検診の重要性を痛感して来た。がん検診の現状は医療者として残念でならない。
NPO法人Cancer.Stage 0の設立代表者 この活動を通じて、特に胃がん検診の受診率向上のための一環としてABC検診の実施、さらに大腸がん検診(便潜血検査)の受診窓口と受診機会を増やすべく、秩父市等、および秩父郡市医師会との間での検討・協議を行っている。 また、秩父市議会で、がん検診に付いての議論がされるよう、複数の市議会議員にお願いしている。
しかしながら、令和6年3月現在まで、顕著な進展は見られず、今回、この活動をより強力に、広く、主体性を持って実行するため、正式に法人格を持つNPO法人の設立を決意するに至った。